Amazon広告の検索ワードレポートの見方
「広告費は使っているのに注文がない検索語句」を、検索ワードレポートから効率よく見つけるための実務手順です。単純に注文0件だけで即除外せず、広告費・クリック数・商品との関連性まで確認して候補を絞ります。
最初に見るべきは、注文0件 × 一定額以上の広告費が発生している検索語句です。ただし、これは「即除外」ではなく「確認優先度を上げる」ための一次スクリーニングです。
検索ワードレポートで何が分かるか
Amazon Ads公式では、検索ワードレポートを、購入者が実際に使った検索用語のうち広告クリックにつながったものを確認し、成果の高い語句を新しいキーワード候補として、成果の低い語句を除外候補として検討するためのレポートとして案内しています。
つまり、キャンペーンに登録した「キーワード」だけを見るのではなく、実際にどの検索語句で広告費が発生したかを見ることが重要です。
確認手順:4段階で候補を絞る
1. 注文0件の検索語句を抽出する
まずOrdersが0の行に絞ります。注文が出ている検索語句まで一律に止めると、売上機会を失うためです。
2. 広告費が小さすぎる行を除外する
数円〜数十円しか使っていない検索語句まで見ると確認量が膨らみます。自社の単価・粗利・許容ACOSに応じて、たとえば「広告費1,000円以上」のような確認ラインを置きます。
3. クリック数と期間を確認する
データが少なすぎる段階では判断を急ぎません。Amazon Ads公式のターゲティングガイドでも、除外キーワードを決める前に一定のクリック数を獲得してから評価することを推奨しています。短期間の偶然で切らず、十分な観測量があるか確認します。
4. 商品との関連性を最後に確認する
広告費が高く注文0件でも、商品との関連性が非常に高い語句なら、入札・商品ページ・価格など別の要因も考えられます。反対に、商品と明確に無関係な語句は除外候補として優先度が上がります。
最低限見る列
| 列 | 見る理由 |
|---|---|
| Search Term | 購入者が実際に使った検索語句を確認 |
| Spend / Cost | 売上につながっていない支出の大きさを確認 |
| Orders | 注文が発生したかを確認 |
| Clicks | 判断するだけの観測量があるか確認 |
| Sales / ACOS | 注文がある語句について効率を確認 |
「注文0件=即除外」にしない理由
注文0件でも、クリックが少ない、観測期間が短い、商品との関連性が高い、商品ページ側に問題がある、といったケースがあります。したがって、ツールで機械的に行うべきなのは除外そのものではなく、確認候補の圧縮です。
除外キーワードの最終設定は広告目的や商品特性に依存します。一次抽出結果だけで自動的に広告設定を変更しないでください。
CSVが大きい場合は、まず注文0件+広告費で絞る
数百〜数千行あるレポートを目視確認するより、最初に「Orders = 0」「Spend ≥ 任意の金額」で候補だけ抽出すると、関連性やクリック数の確認に集中できます。
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公式情報
仕様や広告運用の最終判断はAmazon Ads公式情報を優先してください。